歯を治したばかりなのにしみて痛いのはなぜ

投稿日:2015年4月12日

カテゴリ:ごう歯科BLOG

歯に金属や樹脂を詰めて、治したばかりなのにしみる、痛みを感じるのはなぜか?

新しい詰め物をつけてやっと治療が終わると思ったら、詰め終わってもしっくりこない。

仮詰めのほうがしみなかった。 まさか虫歯が残っているのか?

治したばかりの歯が痛いととても不安になりますよね。

しみたり、痛み、違和感が残るのはなぜか、どれくらい様子をみていくのか、しばらく経過観察していきたい症状をお話していきます。

 

 虫歯の状態

虫歯の大きさや症状によりますが、神経は中に血管が入っていて歯に栄養を与えているため歯医者はなるべく神経を残していこうとします。

しかし神経は痛みも同時に伝えてしまうため、痛みが強い場合、虫歯菌に感染している場合、あまりにも深く痛みが予想される場合は神経を取っていきます。

レントゲンを撮影し大きい虫歯であっても、神経が生きている状態で痛みが少ない場合、多少痛みがあっても鎮痛作用のある薬を入れて症状次第では神経を残していきます。

 

 詰め物を接着する前の状態

虫歯を取って形成し型取りをすると約1週間で技工所から詰め物が出来てきます。

この出来上がってくるまでの間は仮の詰め物になるので、粘着性のあるガム・キャラメルなどは避けていただきます。

詰め物を装着する時は咬み合わせが分からなくなってしまうので痛みが強い場合を除いて、麻酔はしないで仮蓋を外し、詰め物を口腔内の状態に微調整し、乾燥させて接着ていきます。

蓋を外すと歯の削った部分がむき出しの裸の状態になるので、とても敏感でしみる感じがあります。

 

 詰め物を接着する時にしみる

接着時にはうまくつけていくために風をかけて、綿で歯を拭いて乾燥させます。

接着剤の刺激で一時的にしみる感じがありますが、しみ止めの成分がはいっているので固まっていくと徐々に痛みは引いていきます。

痛みが段々落ち着いていくようであれば、最初しみていても問題ありません。

 

 冷たいもの、熱いものがしみる

メタルの詰め物を接着した後にしみることがありますが、これは金属の性質上熱を通しやすいからです。

冷たいもの、熱いものを含んで直ぐにおさまるなら心配いりません。

気になるからといってわざと冷たいもの、熱いものをその歯にあてて確認しなで、なるべく始めは刺激を与えないようにしましょう。

日が経つにつれて神経の周りに保護層が形成されるので段々しみる感じもなくなっていきます。

ただ神経は非常に繊細で刺激を受け続けることにより、神経自体が炎症を起こしてしまい何もしなくてもズキズキしてくるようなこともあり得るので、そんな時は神経を取っていかないといけない場合もあるので歯科医師に相談してください。

 

 噛むと痛い

新しい詰め物を入れた直後は、きつい感じや高い感じなど違和感を感じることがあります。

高さに問題がない場合はすぐに違和感はなくなりますが実際に高い場合は高さを調整しなければ解決しないので、微調整をする必要があります。

我慢して使い続けていると少し触れあっただけでも痛みがでるようになるので、時間がたっても違和感を感じるときはご相談ください。